美容室JOY

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2016/04/12
 
ツカチャンの美容師を続ける事の意味…24

アサミとの2人営業が終わりました。

 

 

 

11日から3人営業を開始しております。

 

 

アサミの嬉しそうな顔に、「ホント採用してよかったな〜」と思う11日でした。

 

 

さてさて…また、時間を昔に戻しますか。

 

 

 

 

 

シャンプーが合格してからというもの、毎日毎日シャンプーばかりの日々

 

 

 

来る日も来る日もシャンプーばかり…

 

 

 

でも嬉しかったな〜..

 

 

 

お店の一員になれた感じが、本当嬉しかったし、何よりもお客さんが喜んでくれる事がこんなにも嬉しいものかと…

 

 

 

「JOY」の名前は実はそこからきております。

 

 

 

「お客様に喜んでほしい」そんな気持ち一つで美容師は人生を完うしていく。

 

 

 

これが私の人生観ですし美学だと思っております。

 

 

 

だから今でもいろんな後輩に「初めてシャンプーに入らせていただいたお客様の事だけは、絶対に忘れちゃダメだよ」って言います。

 

 

 

そこを忘れてない美容師は今でも美容師を続けていますし、そこを蔑ろにした美容師は続けてるかどうかもわからない状況ですね。

 

 

最初のお店の年下先輩もそんな後者の方でした。

 

 

 

早く技術を覚える事が「いい美容師」。

 

 

 

いやいや….そうじゃなくて、「お客様に喜んでもらえる人がいい美容師」

 

 

 

そこを忘れたから、今してないんだよ!!!って、あれから19年後の先輩が言ってあげるよ…

 

 

 

 

 

そうこうしてるうちに私のシャンプーの方が他のアシスタントよりもお客様からの評価が良くなって、女性アシスタントの仕事が完全になくなっていきました。

 

 

 

ただお店にいるだけ…

 

 

仕事の無くなった美容師の悲惨な事。

 

 

練習もその頃にはパーマの練習をしてましたが、断然私の方が綺麗だった仕上がりを見てびっくりしておりました。

 

 

 

そうなるとスタイリストはできる方を使います。

 

 

 

気がつけば他のアシスタントが「ホウキ」と「雑巾」に変わっておりました。

 

 

 

それから女性アシスタントが退社するまでが早かったですね〜

 

 

もう一人の男子アシスタントが「辞めないでよ〜…」なんてシャンプーブースの隅っこで慰めてるのを今でも覚えていますね。

 

 

 

 

あと一人…

 

 

 

「次はあいつだな〜」って完全に狙っておりました。

 

 

 

 

 

今思えば、悪い事したと思っております。

 

 

 

仲良くしとけば、今でも肩ならべてお酒飲んでるかもしれないですよね〜

 

 

 

でも、あの頃の自分にはそうするしかなかった…

 

 

 

自分が生き残るためには、そうするしかなかった…

 

 

 

結局、人気商売なんですよ。

 

 

ここが一番辛い。

 

 

 

 

 

今の自分の店では、絶対に競争はさせません。

 

 

 

 

「今の時代に合わない事」「お客様はそんなスタッフ関係は見たくない事」「お店の売り上げはみんなで作るという事」

 

 

 

あと。「自分が置かれた環境だけは体験させたくない事」

 

 

 

アシスタントしながら、「こんな事やってるからいつまでたっても美容師の地位が上がらないんだよ」って思いながら人を引き摺り下ろす事を考えてました。

 

 

 

だって、どんなに自分の理想があっても、どんなにこれからの美容師を憂いても。

 

 

 

自分に力がなかったら何も説得力がないんですよ。

 

 

 

 

まずは上に上がるしかない。

 

 

 

 

店を持つまでは、何を言ってもダメなんです。

 

 

 

 

 

 

そんな頃、練習終わりに男性アシスタントと一緒に帰ってる時に彼が

 

 

 

「塚崎くんのような人間はもっといい美容室に行った方が良いよ」

 

 

 

「こんな小さい店じゃなくて、東京にはいっぱいあるから行ってみたら」

 

 

 

そんな言葉を投げかけられたように覚えてます。

 

 

 

もう東京生活も慣れてきて、冷静に毎日が回っておりましたので

 

 

「ふ〜〜ん」なんて聞きながら、別れ際に「とりあえず次はお前だね…w」

 

 

 

 

ってとうとう言ってやりました。

 

 

 

 

この頃の自分は、完全に進んで行く方向が間違ってる事にまだ気づいていませんでした。

 

続く

 

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