やっとやっと掴んだ、「東京の美容師」になる為の一筋の道…

これからの期待や不安に心躍りながら、4月1日の入店日を待ってました。

 

少し親の事…

 

今振り返って思うことは、唯々、感謝。

 

少々の事では壊れない丈夫な体に産んでくれてありがとうございます。

 

少々の事ではめげない丈夫な心を育んでくれてありがとうございます。

 

何よりも、自分のやりたい事をやりたいようにやらせてくれた、親ならではの気持ちに感謝。

 

そして…たいした事も出来ない子だったのに、親だけはずっと信じてくれてた事に感謝です。

 

あと、鞄一個で「ふらっ…」と東京に来た俺を住まわせてくれた、浪人時代の友達の井上君に感謝。

 

大学生の彼のワンルームに転がり込んで、彼がベッドで俺が下に布団ひいて、寝食を共にしてくれました。

 

彼もまさか、俺が本気で東京に来るなんて夢にも思ってなかったと思います。

 

2浪の時、たまたま予備校のトイレでバッタリ会った井上君。

 

いきなり、俺に向かって「お前‼︎…2浪やろ‼︎…わかるわ〜〜予備校に慣れすぎやもん‼︎…(=ﾟωﾟ)ﾉ」と、隣で用をたしながら言ってきた彼を見て

 

「こんなガサツな奴は絶対に友達になりたくない‼︎…」と思った…

 

でも、その日から毎日一緒に机を並べて勉強して、姫路駅まで2人で歩いて帰ったな〜。

 

今では君は実家に帰って、俺が東京にいる

 

初めて出逢ってからもう２３年。

 

君は２児のパパ、俺は１児のパパになったけど、あの頃にお互い腹空かせながら語った夢はまだ追いかけていますか？

 

君がいつも言ってた「花の都、大東京…w」で俺はまだ歯を食いしばって頑張っています。

 

 

結局、人生はどこでどうなるかなんて誰にもわからない。

 

 

だから面白い。

だから苦しい。

だから迷うし悩む。

 

 

裏切られたり、騙されたり、怒られたり、泣かされたり。

 

笑ったり、怒ったり、泣いたり、喜んだり。

 

 

毎日毎日が、今日という日しかない貴重な時間を経験してるんじゃないかな。

 

 

最初に書いた「明日は頑張った人にしかやってこない….」って言葉は

 

 

結局、「今日」という日を頑張り続けた人にしか「明日」は来ないんじゃないかな。

 

井上君…元気してますか？。あの時、君に誓った言葉覚えてますか？

 

 

「俺はどんな手段を使ってでも、この街で生き残る…自分の力で今までのクソッタレの人生をひっくり返してやる!!」

 

 

もうあの頃のように君と肩を並べてバカ笑いはできないけど

 

あの頃いなかった人が今は寝食を共にして支えてくれてるよ。

 

その人の登場は、まだまだ先の話で…

 

続く…