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いよいよ東京での生活がスタートです。
美容師として生き残れるのか、それとも挫折して実家に帰るのか…
毎日が綱渡りをしてるかのような心境でした。
今思えば、「そんな肩に力入れる事もなかったのに…」と思い出しますが
あの時の自分には見る人聞く人「全員敵」のような、目だけがギラギラした「使い辛い人」だったように思います…w
初めてのお店は文京区本郷、東京大学のすぐ近くで、山手線の中。
田舎者にはこの上ない「東京感」を体験させて頂きました。
メイン電車は「地下鉄…丸ノ内線」。
中央線御茶ノ水駅から歩いて10分
池袋、銀座はチャリンコ圏内という兵庫の山奥とは大違いの環境に毎日が刺激に溢れてましたね。
明日から働かせて頂くということで、3月30日にご挨拶に向かいました。
お店は15坪程の大きさにセット面5つ、シャンプーブース2つのシンプルな作りに、
オーナーと10年選手の先輩が2名、アシスタント2年目の男女が一名づつの
計5名のお店…
「仕事終わりの終礼の時に紹介するから7時までに来てください」と言われ。6時に行って仕事を待合いから眺めてた
手際よくパタパタ動きながら、進めていく仕事や笑い声の絶えないお店に「俺もここの一員になれるんだな〜」
という感情とできるのかな?〜という複雑な感情でいっぱいだったことを覚えています。
実家にいてバイトする時はどこで働いても「塚崎さんとこの息子」で通ってきたのに、
ここでは、「誰お前?」てな感じ…
そうなんですよね、今までは親の信用の下で生きてきてただけなんですよね。
だから、一言一言が「自分」の信用を作っていくんですよ。
片付けも終わり、「じゃ〜塚崎君、挨拶にこっち来てくれる」
自分を見る「好奇」なみんなの目に恥ずかしくて挨拶が噛み噛みだったことだけを覚えています…w
今なら「有る事無い事」ペラペラ出てきますけどね!!…w
でもそのあと、現実を聞かされます
オーナーの最後の一言。
「明日から僕も含めてスタイリスト3名、アシスタント3名。これで売り上げが上がらなかったら
この中のアシスタント3名のうち誰かが雇えなくなります。そんなことのないように技術者は結果を出してください…」
「え!!!…売り上げが上がらないとクビ…」
そうなんです。今までは親の仕事を見てきたと思いながら、お客さん来なくても「クビ」にはならなかったんです。
だって、息子で実家だから。
現実はそうではなかったんです。
お金ないと立場の弱い人間から「クビ」なんです…
しかも、「クビ」に一番近い人間….
それはこの俺なんです!!
入る前にすでに「崖っぷち」…
さあ〜…どうしよう…( ;´Д`)
続く…