美容室JOY

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2016/02/05
 
ツカチャンの美容師を続ける事の意味…10

毎日…毎日…。

 

雑巾とホウキだけを持つ日々…

 

雑巾を後ろ手に持って、ただ

 

「こんにちわ〜」「ありがとうございました」。

 

笑顔でお出迎え。笑顔でお見送り。

 

鞄、コートを預かる係…

 

パーマの準備。カラーの準備。カットの準備…etc

 

唯々…その繰り返し。

 

当たり前っちゃ〜当たり前なんですけどね…

 

「いつになったら、仕事教えてくれるんだろう⁇…」

 

「こんな事をする為に、東京来たわけじゃないんだけど」

 

今になって、その事の大切さやその事の意味が分かりますが、その当時の20代の自分には全てが「雑用」に思えて仕方なかったですね。

 

 

「雑用」って実は無いんですよね。

 

自分が「雑用」と思ってるだけで、それも大切な「お客様」の為。

 

あと、「いつも元気に明るく…」って、美容師云々の前に客商売として最低限の事なんですよ。

 

誰だって、朝から機嫌の悪い日もあるし、体調が悪い日もあります。

 

でも、お客様には関係ないんです。

 

お客様にとって、美容師の都合なんて関係ないんです。

 

 

毎日…毎日、来る日も来る日も、雑巾係…

 

 

「あ〜…田舎の親はこの姿みたらどう思うかな〜?…」

 

 

言われることは、「毎日、元気に明るく来てください。どんなことがあろうが笑顔でいてください」

 

 

その言葉の重要性がわかるのも、まだまだ先の話なんです。

 

その時は、「こんなことばかりさせられて、いつも笑顔で明るくなんていられるわけないじゃん!!」

って思ってましたね〜

 

しかも

 

年下の先輩がオーナーと「年上の後輩なんて、どう接していいかわかんないっすよ〜…ww」

 

「後輩だから、さん付けしなくてもいいっすよね〜…ww」

 

なんて事をヒソヒソ言ってるのが、大きな店でもないので丸聞こえ。

 

ひとりぼっちの東京で、こんな日々はかなりキツイですよ…

 

でもね…

 

今ならその重要性がわかるんですよ。

 

だって、どこの誰かも分からない人間を使うわけじゃないですか…

 

だったら頑張ってくれる、いい子が良いですよね。

 

完全に試されてたんですね…

 

 

「本当にこいつは続ける気があるのかな〜〜?」

 

半ば、いつかは兵庫に逃げて帰るだろう〜ってな周りの目だったと思います。

 

続く…